そして長い夜が明けたなら


クローゼットゲイの西片は、同い年の後輩・根津から転職すると聞かされ落胆が隠せなかった。
始めは少し苦手に思っていたけれど、先輩として指導し、それにこたえる根津と打ち解けたと思っていたからだ。
すると、突然キスをされ「自分もゲイだ」と告白される。
流されるように始まった関係、でも一緒にいると満たされる何かがある。
穏やかなこの関係が続けばいい――。

そんな時、西片は元カレと再会し、彼との辛かった別れを思い出す。
過去にとらわれた西片は、根津との関係がぎくしゃくしたまま根津の退職を迎えてしまう。
このままにしたくない西片は勇気を振り絞りメールを送るが――…。