なつのの京


「彼女は持っていた。我々に届かない音楽が聴こえる耳を--」
バイオリン職人を目指したなつのが亡き母が営む祇園のお茶屋を継いで、3年の月日が経った。そんな彼女がある日、「父の音楽」を耳にしたとき--この物語が始まった。